Image Credit:Saturn’s moon Enceladus could support species similar to Earth

NASAの探査機「カッシーニ」による調査から、土星の衛星「エンケラドゥス」にリンがあることが分かりました。エンケラドゥスにはすでに、地球上の生命に必要な化学成分がすべて揃っていることがわかっており、リンが見つかったことで、地球上での生命が成立するのに必要な物質がすべて揃っていることが確認されました。エンケラドゥスの南極にある噴火孔から噴出した氷の粒子を調べた結果、リンを含む9つの粒子が発見されました。これにより、エンケラドゥスには生命が存在するための条件が揃っていることがより確かになりました。ただし、これはエンケラドゥスに生命が存在することを意味するものではありません。NASAは、今後の探査でエンケラドゥスが生命を宿しているかどうかを確認することを目指しており、今後の探査に期待が寄せられています。


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アメリカ航空宇宙局(NASA)の探査機カッシーニによる調査で、土星の衛星エンケラドゥスがリンを含んでいることが判明しました。エンケラドゥスは地球と同様の栄養素がすべて揃っているため、地球上の生命が生息するのに必要な物質がすべて備わっているとされ、地球外生命存在の可能性を示唆する発見となりました。キャッシーニは、南極のジャイザーから放出される氷の粒子を観測することでその成分を分析しました。エンケラドゥスでは、厚い氷の下に温かい亜表面海洋が存在し、南極での噴出活動によって海洋の成分を調べることができました。しかし、エンケラドゥスが生命を持っていることを証明するには、今後のさらなる探査が必要です。NASAは、2027年にドラゴンフライ探査機が土星の衛星タイタンへ向かう予定で、2050年にはエンケラドゥスに向けた探査が提案されています。

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Saturn’s moon Enceladus could support species similar to Earth

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