Image Credit:Virgin Orbit gets stripped for parts as the company shuts down

宇宙航空旅行のベンチャー企業「Virgin Galactic」のスピンオフで、コンステレーション・スペース(現・Virgin Orbit)が、2021年に行ったIPOからも救われることはなく、2022年には1億9120万ドルの損失を計上し、同年4月には破産を宣言。カリフォルニア州ロングビーチに144,000平方フィートの本社と機器などが売却され、約1,610万ドルを手に入れた。買い手は宇宙ロケットの製造・運行を行うライバル企業のRocket Lab USAで、同じくロングビーチに本社があり、より大型のロケット「Neutron」の開発を進めている。この買収により、Neutronチームにとって、エンジニアリング、製造、テストの施設を提供することができると同社CEOはコメントしている。また、Virgin Orbitは破産財産処理で合計3600万ドル以上を得ており、ブランドの一部ごと販売が行われた。


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2021年に株式上場を果たしたVirgin Orbit社は、2022年4月に倒産を宣言し、その後、オークションで売却された。小型衛星打ち上げサービスを提供するRocket Lab USA社が、1600万ドルでVirgin Orbit社のロングビーチ本社ビル、製造設備、機器を購入した。この場所はすでにRocket Lab USA社のNeutronロケットの開発に利用されており、2社の研究所が共同で活用される予定だ。Virgin Orbit社は、ビジネスマンリチャード・ブランソン氏が展開する宇宙観光ベンチャーのVirgin Galactic社の子会社で、小型衛星を地球低軌道に展開するために、カスミックガールと呼ばれる改造済みBoeing 747搭載機を使用していた。しかし、初の打ち上げ以降の6回のうち、4回しか成功しなかった。最近は、株式上場、従業員750人の希望休暇など、節約策を試みたが、経済的な危機から立ち直れず、2022年に1億9120万ドルの純損失を報告。ビジネスを継続するには、従業員の大多数を解雇し、倒産を宣言した。この倒産により、Virgin Orbit社は総額3,600万ドルの売上高を得て、小型衛星輸送会社のランチャーが、南カリフォルニアの本社から6時間の距離にあるモハベ砂漠の打ち上げ場所を270万ドルで購入した。さらに、この間にCosmic Girlと呼ばれるVirgin Orbitの打ち上げ機が、世界最大の飛行機を開発するStratolaunch社に1,700万ドルで売却された。

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Virgin Orbit gets stripped for parts as the company shuts down

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